【緊急ミッション】丹波篠山市の消滅の未来を変えよ!

みなさんこんにちは!本多紀元です。

 

「このままでは日本が消滅する」

日本の過去最低の出生数を受けて、イーロン・マスク氏がXに投稿されました。

イーロン・マスク氏「このままでは日本が消えてしまう」過去最低の出生数を受けてXに再び投稿(BuzzFeed Japan) – Yahoo!ニュース

 

また、18~29歳の未婚男女400人のうち「将来、子どもをほしくない」と回答した割合は55.2%に上り、半数を超えたのは調査4年目で初だというニュースもありました。

「子ども、ほしくない」半数超 ロート製薬調査、4年目で初(共同通信) – Yahoo!ニュース 

 

まさに、私が普段訴えている恐れるべきことが起ころうとしています。

日本の消滅。
それよりももっと早い段階で、地方が消滅してしまいます。

丹波篠山市も例外ではありません。
出生数は毎年低下しており、死亡数は毎年増加し続けています。
丹波篠山市の未来は、確実に消滅に向かっています。

私はこの危機を、事実として多くの市民が理解し、この町の未来を変えることができるのだという意識を持つことが重要だと考えています。

私が現在政治活動を行っているのは、そのためです。

今から、丹波篠山市の消滅の未来を変えるための方法について、私の考えをお伝えします。

なお、以降で度々登場する「丹波篠山市の全国792市との比較順位」のデータやそれに基づく提言については、後ほど記事で紹介させていただく予定です。

 

1.データ分析に基づく根拠のある長期的な政策企画(EBPMの推進)

EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング)とは、根拠に基づいて合理的に政策を企画しよう、という取り組みです。

特に私は、長期的な政策を考える上で重要だと考えています。

少子高齢化が進む地域の政治は、長期的なものよりも短期的な政策が優先されます。
特に高齢者の声を聞く機会が多く、高齢者にとっての喫緊の課題は、医療や介護、今目の前で起こっている問題の解決に向く傾向にあります。
また、長期的な政策は成果が見えにくく、政治家にとっても短期的な課題を解決したほうが評価されやすいです。

人間心理的にも、目の前で起こっている問題に着目しがちで、遠い未来のことを考えて計画的に行動をすることは根気がいります。

「傷ができたから絆創膏を貼る」という、起こった問題に対処する短期的な解決方法と
「転んでもケガをしない丈夫な体をつくる」という、起こる問題に備えて万全を期す長期的な解決方法。
現時点でも様々な課題という傷を抱える地方にとって、優遇されやすいのは、前者ではないでしょうか。

しかし、やはり重要なのはケガをしない丈夫な体をつくること。
これを地域に置き換えた場合には「丈夫な地域」として、地域の経済基盤や市民の生活が安定していることが重要です。

しかし長期的な取り組みは目に見えて変わるわけではないのでわかりにくい。
ましてや、そのために「税金を増やします」などと言おうものなら、大ブーイングが起こることでしょう。

そこで必要なのがEBPMです。

例えば、データ分析の結果、丹波篠山市の財政は人口動態の推移とそれに伴う税収から20年後に破綻するということが仮に分かったとします。
丹波篠山市は他市に比べて商工の売上金額が低いので、今から税金を◯%増やし、それを商工費に充て、企業振興を図ることで、将来的に市民全体の給与向上につながる。
というような根拠を示すことができれば、ある程度市民も納得した上で長期的な政策に取り組むことができるのではないでしょうか。
そういう意味では、「危機を煽る」ことも必要だと思います。

以上のことから、
丹波篠山市の消滅の未来を変えるためには、長期的な政策が重要になるということ。
そして、長期的な政策を行うためには根拠に基づいた政策企画が必要になるということが分かっていただけるかと思います。

 

2.丹波篠山市の魅力をアピールする

丹波篠山市の魅力をアピールすること。
よく言われていることですが、多くの場合、観光客を増やす目的で言われていることが多いように思います。

しかし、丹波篠山市の観光客は毎年増加傾向にあるものの
それが、人口増加や、出生数の増加にはつながっていないことはデータから容易に読み取れます。

観光客向けにいくら丹波篠山市の魅力をアピールしても、丹波篠山市の消滅の未来は変えられません。

では何をアピールするか?
丹波篠山市に観光資源以外でアピールする魅力なんてあるのか?ということなんですが
あります。

実は丹波篠山市は、全国792市と比較すると
圧倒的に「子育てがしやすい町」であることが、私のデータ分析から分かっています。

幼稚園、保育園および認定こども園の数が、人口に対して全国9位。
今日本で話題に上がっている待機児童も少ないです。
政令指定都市も含めて、全国で9番目です。素晴らしいと思います。

令和元年からは幼児教育・保育の無償化も行われています。

それだけではありません。
小学校数73位、小学校教員数は37位で、小学校教育も充実しています。

そして驚くべきことに、「家事との兼業でパートや自家営業の手伝いをする就業者数」は全国2位。
子どもを安心して預けられる環境が整っているため、誰もが働きに出かけることができるのです。

もちろん、働くためには、働く場所がなければいけません。
これらのデータを見たときに考えられる丹波篠山市の魅力は、
「子育てがしやすい」という点とさらに「働く場所がたくさんある」という点が挙げられます。

果たして、この事実をどれだけの人が知っているのでしょうか?

「丹波篠山市の魅力は何?」と聞かれたときに
「子育て環境が充実している」とか「誰もが働きやすい環境になっている」と答える人を増やし
これから丹波篠山市に住もうかなと考えている人にアピールすることが重要だと思います。

 

3.若者が安心して暮らせる基盤づくり

「少子高齢化」と聞くと、子どもの数が少なくて高齢者の数が多い、というイメージがあります。
しかし、データ分析によると、丹波篠山市の15歳未満の人口は50を平均とした偏差値において48.1(460位)と、極端に悪いわけではありません。
実は、15〜64歳のいわゆる生産年齢人口が偏差値41.9(626位)と、驚くほどに低いことが、丹波篠山市の大きな課題なのです。

生産年齢人口というのは、生産活動を中心となって支える人口で、地域活性において非常に重要な役割を果たします。
出生数に貢献するのも、高齢者を支えるのも、税金を収めるもの、生産年齢人口です。
ここの人口が少ないのは、丹波篠山市にとって非常に致命的です。

なぜこのような状況に陥っているのか?
正確な原因については不明ですが、以下のような原因が推測できます。

1.仕事の給料が少ない

丹波篠山市の多くの業種において、売上金額が全国の市と比較したときに低い傾向にあることがわかります。
そのため、従業員に対して支払われる給料が少なくなり、若者は他市の企業で働く選択を迫られます。
企業側も売上が低いと従業員を雇うことはリスクになり、悪循環が生まれています。
であれば、フレックスタイム制にしたり兼業可能にしたりするなどして、企業側が労働者に対して給料面以外でフォローできる体制を作ることが重要ではないでしょうか。
市もそういった企業の取組を支援する仕組みを作る必要があると思います。

2.同世代との交流機会が少ない

生産年齢人口が少ないことによって、同世代もしくは近しい世代同士の交流機会が減ります。
それにより、結婚相手を見つけることが困難となって、他市に流出してしまっている可能性があります。
また、同じ世代同士の交流は日々の生活の満足度にも関わります。
「遊ぶところが少ない」という声もよく聞きますが、そもそも「遊ぶ相手がいない」ということが問題なのではないかと考えます。
交流するきっかけをつくる取り組みとして、若者が関心を持ちそうなイベントを開催したり、
オンラインコミュニティを作ることで市内外に住む丹波篠山市出身もしくは在住中の若者のつながりを生み出す方法が考えられます。

3.若者向けの補助がない

丹波篠山市は教育面においての補助は充実しており、高齢者に対しての社会福祉費なども充実しています。
その一方で、生産年齢人口向けの補助が少ない可能性があります。
特に不景気な世の中において、若者がこの町に住み続けたくなるような、住宅の補助、雇用の補助、婚活の補助が必要だと考えられます。

他にも様々な原因が考えられると思いますが、何にせよ必要なのは生産年齢人口が住みやすいまちづくりをしていかなければならないということです。

「若者のことばかりではなくて高齢者のことも考えてほしい」と言われることもありますが
もちろん、蔑ろにしているわけではありません。
むしろ、税金を収めたり、医療や介護の現場で働いたり、歴史伝統文化を受け継いだりと、高齢者を支えていく生産年齢人口である若者のことをしっかりと考えていくことこそが、
高齢者の未来にとっても非常に重要なことだと思いませんか?

 

最後に:身の回りのことだけではなく俯瞰した見識を

「もっと子育て支援を充実させてほしい」
「水道料金を下げてほしい」
「病院を増やしてほしい」

市に対してのいろいろな不満の声を聞きます。
もちろん、その気持ちはとても分かります。

ですが、実際に丹波篠山市が消滅の未来に向かおうとしている中で、本当に必要なことはそういった問題を解消することなのかどうかということを
多くの市民が俯瞰して考える必要があると思います。

身の回りの不平不満を述べるだけでは、短期的な政策しかできません。
それを繰り返し続けてきた結果が、今ではないですか。

「丹波篠山の消滅の未来を変えるために、本当に変えなければならないことは何だと思いますか?」

この記事を最後まで読んでいただいたあなたに改めて、お伺いします。

 

多くの市民が、同じ未来に向けて正しい選択をしなければなりません。

丹波篠山の未来を変えるために、共に立ち上がりましょう。

共に丹波篠山の未来を創造しよう

丹波篠山の明るい未来のためには、皆さんの力が必要不可欠です。
未来を担う仲間として、一緒に丹波篠山の未来を創造していきませんか?

公式SNS

SNSでは最新情報をいち早く発信します